小松方正

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小松方正(こまつ ほうせい,1926年11月4日 - 2003年7月11日)は俳優・声優である。本名は「小松豊成」。

来歴[編集]

1926年(大正15年)11月4日、長野県松本市上横田町に生まれる。父小松寿栄雄、母小松とよ枝の長男であった。父は片倉製糸で糸ねじりの仕事をしていたが、日本画家になる夢があり、ほぼ毎日絵を描いていた。旭町小学校を卒業したが、松本中学には落ちる。父は片倉製糸を辞めて東京電灯(現東京電力)に就職していた。上京して神田の昌平中学校を卒業後、満鉄の技術員養成所の大連鉄道技術員養成所信号科に入る。終戦直前に浜松の経理学校に入る。戦争後は大蔵省管理局に勤務する。周囲に東大出が多いため、大学に行こうと猛勉強を始め、中央大学専門部の法学部を受けて合格する。管理局に勤めながら大学に3年間通った。その後、三級事務官となる。

1952年(昭和27年)中央大学専門部法科を卒業。昼間働いて夜は演劇の勉強をする「新演劇研究所」に入る。1953年、劇団公演『真空地帯』に大住軍曹役で出演する。1959年26人の逃亡者』で映画デビュー。1972年(昭和47年)、45歳の時に喫茶店「一路」で働いていた22歳年下の女性と結婚した。2003年(平成15年)7月11日、敗血症のため東京都新宿区の病院で逝去する。76歳没。