対空砲(たいくうほう、英:Anti-aircraft Cannon)とは、航空機を撃ち落とす目的で使われる砲の総称である。
地上、あるいは海上から航空機を狙うものを指す場合が多い。「高射砲」や「高角砲」とはほぼ同義。
対空火器(Anti-Aircraft Artillery)は砲に限らないので、対空砲は対空火器の一部分になる。
幾つかの分類方法がある。
- 弾頭が炸裂するタイプ
- 弾頭に信管と火薬が仕込まれており、航空機の近くで炸裂させて破片等で航空機にダメージを与えて撃墜を狙うタイプ。
- 代表例としては三式弾 ()など。
- 連射速度に優れるタイプ
- 弾頭に工夫するよりも連射速度を上げ、航空機への命中を狙うタイプ。
- 代表例としてはVADS ()など。
- 自走可能かどうか
- 自走可能なタイプは『自走式対空砲』と呼ばれ、区別される。
- 代表例としてはゲパルト自走対空砲 ()やZSU-23-4 ()、87式自走高射機関砲 ()など。
関連項目[編集]