宝隆院庭園
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宝隆院庭園(ほうりゅういんていえん)とは、鳥取県鳥取市東町2-121に存在する庭園である。
概要[編集]
幕末の文久3年(1863年)に、鳥取藩第12代藩主の池田慶徳が、先代藩主の池田慶栄の未亡人・宝隆院を慰めるために造園したもので、池泉回遊式の日本庭園である。庭園名は勿論、未亡人にちなんで名づけられたものである。
昭和47年(1972年)に修復工事が行われている。この庭園は久松山を背景にして自然林を巧みに生かした渓流の岩組に滝口を構え、鶴を模した池には亀島が浮かんでいる。海辺をめぐり、深山幽谷の趣のある密林をくぐり、山間にせせらぐ渓流を構想して四季折々の景趣を十分に生かしており、幕末の完成された造園形式が見られる。