妙福寺祖師堂 (町田市)

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妙福寺祖師堂(みょうふくじそしどう)は、東京都町田市三輪町にある仏堂建築。

寛文12年(1672年)に池上本門寺から旧大堂を移築したもの。池上本門寺に関わる現存最古で、かつ市内唯一の中世の建造物として東京都有形文化財に指定されている。天井や屋根は後補であるが、軸部等に桃山時代の様式を伝える。平面は、正面1間を外陣として後方の三間四方の1室を内陣としている。内陣の奥に須弥壇が置かれ厨子を安置する。附の厨子は万治2年(1659年)頃制作されたもので間口一間、屋根は入母屋造唐破風付の板葺である。祖師堂とともに本門寺から譲り受けたと伝わる。