女帝・龍凰院麟音の初恋
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『女帝・龍凰院麟音の初恋』(じょてい・りゅうおういんりんねのはつこい)は、風見周による日本のライトノベル。イラストは、水月悠が担当。2008年より、一迅社文庫(一迅社)より刊行されている。
ストーリー[編集]
月見里悠太と龍凰院麟音は、夏休みの間の記憶が無くなっていた。その間に2人は恋をしていたという。そのため、2人は対立しつつも記憶を一緒に取り戻すことになる。
登場人物[編集]
- 月見里 悠太(やまなし ゆうた)
- 本編の主人公。聖綾学園の高校1年生で、自他共に認める巨乳好き。ジョルジュ長岡を師匠として尊敬している。特技は見ただけで胸のサイズとカップ数が分かること。そのため、貧乳である龍凰院麟音と恋に落ちた可能性は全くないと思っていたものの、麟音にもいいところはあると思い始めている様子。また、期末考査で最下位になるほど成績が悪く、女子更衣室を覗くなどの行為のため、女子の評価は低い模様。第二青雲寮にて創平と同室で、母親はすでに亡くなっており、妹がいる模様。
龍凰院家関係者[編集]
龍凰院家は強大な権力を持ち、姫神家とは江戸時代からのライバル関係で常に勝利している関係である。家訓には、「涙をながすべからず」、「謝罪するべからず」、「過ちを認めるべからず」がある。
- 龍凰院 麟音(りゅうおういん りんね)
- 聖綾学園風紀委員長で高校1年生。薙刀の達人である。恋に恋する女の子で、恋愛ものの小説や漫画を集めていて、自身も小説を書いているが、父親の策略によって自分がもてないと思っていたため、学園で恋愛禁止を徹底していたが、とある事件から恋愛を解禁するようになる。姫神美麗とは、ライバル関係にあり、仲が悪く、悠太をめぐってしばしば争っている。悠太のことは、最初は嫌っていたものの徐々に惹かれている模様。また、機械関係は苦手で悠太と携帯電話を買いに行くまで、携帯電話は爆発すると思っていた。
- 蘇芳(すおう)
- 龍凰院家のメイド長で、麟音の理解者。浅黄という姫神家のメイドの姉がいるが、仲が悪く、お互いに大けがをするまでの姉妹喧嘩を繰り広げるほどである。年齢不詳で過去に何をやっていたのか、多数の改造モデルガンを持っている。
- 龍凰院 虎凰(りゅうおういん こおう)
- 龍凰院家の48代当主で麟音の父親。麟音曰く、カラスの色を白にするほどの力をもっている。美麗の父親とは、恋の争いでかつて勝利した。麟音を天王寺家の力を取り込むために結婚させようとした。妻には弱く、叩かれると気持ちよくなってしまうようで、妻の一声により天王寺家との縁談は白紙になり、計画は失敗に終わった。
姫神家関係者[編集]
姫神家は龍凰院家とは江戸時代から続くライバル関係で代々仲が悪いが、常に龍凰院家の後塵を拝している。
- 姫神 美麗(ひめがみ みれい)
- 聖綾学園生徒会長で高校2年生。レイピアを使う。幼いころからモデルをしていてかなりの人気がある。小さいころから英才教育を受けていて成績は2年の中ではトップである。麟音に挑んでは、常に負け続けていた。
- 宇佐見 美雪(うさみ みゆき)
- 聖綾学園生徒会長で高校2年生(16歳)。姫神家のメイド。幼児体型で美麗のことを羨ましく思っている。何かとウサギっぽく、目が充血すると黒目が赤くなったりした。
- 浅黄(あさぎ)
- 姫神家の執事で蘇芳の姉。蘇芳とは仲が悪い。
第二青雲寮関係者[編集]
第二青雲寮は、かなりボロイ学生寮で、「自分のことは自分でしろ」、「他人に手伝わせるならそれ相応の代償を払え」、「盗人には死の鉄槌を」、「目には目を、歯には歯を」などの血の掟がある。特に「恋人ができたら隠すべからず」の掟では、寮生は基本的に非モテなので恋人ができた人には祝福という名の「鮮血の宴」が待っている。また、実生活では何の役にも立たない、無駄な知識が豊富なマニアが多く住んでいる。
- 虹ヶ浦 創平(にじがうら そうへい)
- 悠太と同室のアキバオタクで二次元にしか興味がない。成績はそれなりに良く、整理整頓にうるさい。女の子みたいな整った風貌をしているため、本人は嫌がるが女装がよく似合う。
- 科学マニア
- 「闇でんじろう」の異名を持ち、講堂を白く染める薬をつくった。
- サバゲーマニア
- 普段から軍人のようなしゃべりかたしかできない。
天王寺家関係者[編集]
天王家は、西日本で大きく勢力を伸ばしている家である。
- 天王家 翔(てんのうじ かける)
- 虎凰が許嫁として結婚させようとした男。表向きはルックス、勉強、運動、性格もよく、非の打ちどころがないように思えたが、実は自分の野望のためには手段を選ばない男。さまざまな汚い策略で麟音を連れ帰ろうとしたが、悠太に阻止された。
既刊一覧[編集]
タイトル | 初版発行日 | ISBN | |
---|---|---|---|
1 | 女帝・龍凰院麟音の初恋1 | 2008年8月20日 | ISBN 978-4-7580-4022-8 |
2 | 女帝・龍凰院麟音の初恋2 | 2008年10月20日 | ISBN 978-4-7580-4036-5 |
3 | 女帝・龍凰院麟音の初恋3 | 2009年5月20日 | ISBN 978-4-7580-4069-3 |
4 | 女帝・龍凰院麟音の初恋4 | 2010年9月18日 | ISBN 978-4-7580-4135-5 |