奥右筆(おくゆうひつ)とは、江戸幕府の役職の1つである。老中の文案を全て記録することを職務とし、そのトップは奥右筆組頭(おくゆうひつくみがしら)と呼ばれた。古い例の記録に照らして吟味したり言上したりもした。表右筆に比較すると非常に重職で、その権力は老中すら一目置いていたといわれている。