第2回エンペディア大賞」が2月いっぱい開催中です。2024年に作成された記事の中から、お気に入りの記事に投票しましょう!

天井関数

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
記事をシェア:
X(旧Twitter)にシェアする
Threadsにシェアする
Facebookにシェアする
はてなブックマークにシェアする
LINEにシェアする
ナビゲーションに移動 検索に移動

天井関数とは、ある数に対してその数以上の最小の整数を返す関数である。正の数では「小数点以下切り上げ」と同じ意味を指すが、負の数では異なる意味になる。

記号[編集]

ある実数 x に対する天井関数は ⌈x⌉, ceil(x), ceiling(x) などと表記される。

極限値[編集]

天井関数の極限値は、xが任意の整数nに近づく場合は存在しない。

  • =4(右側極限)
    • 参考[3.1]=4、[3.01]=4、[3.001]=4…
  • =3(左側極限)
    • 参考[2.9]=3、[2.99]=3、[2.999]=3…

上記の2通りの右側からの極限値、左側からの極限値が変わるため、極限値は定義されない。

[編集]

  • [3.12] = 4
  • [2.12] = 3
  • [1.12] = 2
  • [0.12] = 1
  • [-0.12] = 0
  • [-1.12] = -1
  • [-2.12] = -2

床関数との関係[編集]

床関数と天井関数の間には

  • ⌈x⌉=-⌊-x⌋

の関係があるため、どちらで表しても本質的には同様となる。

また、任意の整数nに対して

  • ⌈n/2⌉+⌊n/2⌋=n

である。

関連項目[編集]