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天井関数
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天井関数とは、ある数に対してその数以上の最小の整数を返す関数である。正の数では「小数点以下切り上げ」と同じ意味を指すが、負の数では異なる意味になる。
記号[編集]
ある実数 x に対する天井関数は ⌈x⌉, ceil(x), ceiling(x) などと表記される。
極限値[編集]
天井関数の極限値は、xが任意の整数nに近づく場合は存在しない。
例
- =4(右側極限)
- 参考[3.1]=4、[3.01]=4、[3.001]=4…
- =3(左側極限)
- 参考[2.9]=3、[2.99]=3、[2.999]=3…
上記の2通りの右側からの極限値、左側からの極限値が変わるため、極限値は定義されない。
例[編集]
- [3.12] = 4
- [2.12] = 3
- [1.12] = 2
- [0.12] = 1
- [-0.12] = 0
- [-1.12] = -1
- [-2.12] = -2
床関数との関係[編集]
床関数と天井関数の間には
- ⌈x⌉=-⌊-x⌋
の関係があるため、どちらで表しても本質的には同様となる。
また、任意の整数nに対して
- ⌈n/2⌉+⌊n/2⌋=n
である。