天丼

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

天丼(てんどん)とは、いわゆる天麩羅を具材にした丼物である。
に飯を盛り、専用のタレをかけたものの上に天麩羅を盛り、さらにタレをかけたものが多い。海老天丼などは蓋付きの丼を使い、「海老の尻尾がちょっと出ているのがたまらない」という人もいる。
ただし、天丼の中にもバリエーションがあり、天ぷらそばに使われているぼったりと衣の厚い天麩羅(「油を喰う」部分があるので、揚げるときに油に胡麻油を加える。浅草の「大黒屋」の天丼はこっち寄りではある)。を使い、そばつゆで軽く煮たものを供する「天抜き」(天ぷらそばの台抜き)という酒の友があり、それを玉子でとじるなどして「天丼」として供する大衆向けの蕎麦屋もある。この手は、家庭でお惣菜として買ってきた天麩羅に応用するのにも向いており、コロッケやメンチカツは鶏から揚にも応用できる。ただしトンカツを使うとまんなカツ丼になってしまうので、カツ丼のルーツのひとつであるかもしれない。

概要[編集]

浅草の「大黒屋」の天丼が知られているが、「穴子」「ギンポ」「シロギス」「ハゼ」などはローカル食なので、日本各地において地方ごとの天丼があるのはカツ丼と同様である。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]