大野煉瓦工場

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大野煉瓦工場(おおのれんがこうじょう)は、かつて愛知県刈谷市にあった煉瓦(レンガ)工場。商標は井桁紋。

歴史[編集]

刈谷城の二の丸跡地(現在の刈谷球場付近)にあった。1871年(明治4年)には刈谷藩の旧士族によって生産義社が設立されたが、それを引き継いで1879年(明治12年)には東洋組刈谷分局の設立に関与した大野介蔵によって東洋組刈谷士族就産所が設立された。この就産所は後に刈谷授産所となり、やがて大野煉瓦工場となった。『写真 明治大正昭和 刈谷』には明治末期の写真が掲載されている。生産された煉瓦は亀城公園の隅にあった土場から出荷された。製造された煉瓦は旧カブトビール工場建屋、旧中央本線隧道、東京汐留駅遺跡で確認されている。

参考文献[編集]

  • 『写真 明治大正昭和 刈谷』国書刊行会、1981年