大彼女
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『大彼女』(だいかのじょ)は、矢寺圭太による日本の漫画作品。
概要[編集]
『月刊ヒーローズ』2013年7月号に読み切り掲載された後、2014年1月号、2014年5月号、2014年8月号に掲載。矢寺圭太の4年ぶりとなる単行本として発売され、第5話を描き下ろしとして収録している[1]。
ストーリー[編集]
満島ひかるは、好意を抱いている先輩との天体観測で、告白できる勇気を流れ星に願う。すると、その流れ星は「コスメス」という生命エネルギーであり、巨大化して実体化するカオスと戦わなければならなくなる。ただの女子高生であるひかるはうまく戦うこともできずに見守る人々の視線を受ける。追い込まれたひかるは先輩に告白して怪獣を倒してしまう。その姿を見ていた先輩も好きだと言い、二人は恋人となるのだった。
登場人物[編集]
- 満島 ひかる(みつしま ひかる)
- 本作の主人公。15歳の萩東高校1年生の女子。
- ある日、学校の屋上で先輩と二人で天体観測をしていた。そこで、告白できる勇気を流れ星に願っていたところ、勇気と力を手にした宇宙戦士としてカオスと戦うようにというコスメスの言葉が頭に響く。そして、巨大な怪獣のカオスと同じくらい巨大化するも、ただの女子高生であるひかるは戦えないでいた。そして、敵の攻撃を受けて痛いおもいをしてここで死ぬんだと思ったところ、泣きながら「先輩…好きですッ!!」と大声で叫ぶと衝撃波となってカオスにダメージが出る。そして、電柱を振り回してカオスを倒すのだった。その告白を見ていた先輩も好きだと言い、ひかるは先輩と恋人となる。
- センパイ
- ひかるの天文部の先輩で高校二年生。眼鏡をかけている。カオスと戦うひかるに何もしてやれないことに無力感を感じつつも、何かできないかと行動する。
- ひかるとの出会いは、痴漢に遭っていたひかるを助けたときで、そのときは名前も言わずに立ち去っている。この出来事でひかるは先輩に好意を抱いた。
- コスメス
- ひかると融合した宇宙の秩序を司る生命エネルギー。ひかるを宇宙戦士としてカオスと戦わせることが目的。一度融合してしまったら、ひかるとどちらかが死ぬまで離れられない。
- ひかるの頭に直接語り掛ける。デートで手を握るように言うなど、お茶目な一面もある。
- カオス
- 混沌の生命エネルギー。地球で実体化して、怪獣として襲いかかっている。実体化した怪獣は様々な種類がいる。
- 雑魚カオス ザコス
- 第1話登場。巨大な鼻のカオス。特に害はないが、ベトベトした液体を出す。ひかるが先輩に告白した衝撃波でひるんだところを、電柱で殴られて倒された。
- 盗撮怪獣 ババラッジ
- 第2話登場。レンズのような目で太陽を反射させて発火させる攻撃をする。ひかるのスカートを燃やすが、それによって恥ずかしさで顔から火が出たひかるに倒される。
- 痴漢怪獣 チンカンゼン
- 第3話登場。全車両を女性専用車両として女性を中に入れて襲う。運転室からは触手のような物を出して相手を拘束した。ひかるが中から巨大化したことで新幹線ごと壊れて倒される。
- ツリー怪獣 モミモミノキ
- 第4話登場。花粉症のような症状を相手に起こさせる。花粉には興奮作用があり、人々を争わせた。ひかるの涙から出る塩水で倒された。
- 強巨大末広がりカオス タコス
- 第5話登場。巨大なカオスで、新年早々に登場して空を真っ暗闇にする。先輩の応援を受けたひかるに倒される。
- よし彦
- たびたび登場する公子の恋人でバカップル。
- 公子(きみこ)
- たびたび登場するよし彦の恋人でバカップル。
- 部長と部下
- 謎の二人組。怪獣のことについて知っている。
単行本[編集]
ヒーローズコミックス(小学館クリエイティブ)より発行。全1巻。
タイトル | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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大彼女 | 2014年7月31日(2014年7月5日発売) | ISBN 978-4-86468-370-8 |
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