大原満太郎

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大原 満太郎(おおはら まんたろう)とは、土山しげる原作の漫画・「喰いしん坊」に登場するキャラクターで主人公である。同原作の「大食い甲子園」にも脇役として登場している。実写化され、大原は河相我聞が務めた。

概要[編集]

「喰いしん坊」に出てくる主人公で、当初はグルメ好きのサラリーマンだった。大食いのプロであるハンター錠二に見いだされて大食いの道へ入ってゆく。しかし、己の甘さと敵であるOKFF(大阪食い倒れフードファイターズ)の策略のため、勝負で完敗したことを理由にサラリーマンを辞めて、大食いの道を究める浪人として旅に出ることになる。各地を渡り歩いてその名を広めるが、OKFFの邪道食いを見て、その汚いやり口に激怒してOKFF主催の喰いワングランプリに参加する。OKFFからはハンター錠二同様に危険視されて様々な罠をかけられるが、決勝まで残って錠二と対戦。しかし惜敗した。

その後、大食いの道をさらに究めるため、喰輪杯に参加して優勝を果たす。それをもってハンター錠二と最後の戦いを行なった。

喰いしん坊から数年経っていると思われる「大食い甲子園」に年をとったそっくりの人物が登場しているが、大原の名前は明かされていない。

人物像[編集]

大食いの道を究めるために武者修行に出て、OKFFや敵のキャラがいわゆる卑怯な喰い方、汚い喰い方である「邪道喰い」をすることを強烈に避難したりする正義のヒーローのように描かれているが、実は大原自身が邪道喰いを何度もしており、「人を非難しながら自分は邪道喰いOK」という行為を平気で行なっている最低の人物である。

以下が大原が行なった邪道喰い並びに邪道喰いの疑いのある食べ方である。

  • どら焼き50個20分完食の際、消化を助ける意味と口中をさっぱりさせるためとして「大根おろし」と一緒にどら焼きを食った。
  • 喰いワン予選のコロッケの際、コロッケを押しつぶした[1]
  • 喰いワン部門賞の際、おでんを選択し、おでんを細かくバラバラにして食した[2]
  • 喰いワンのOKFF所属の横川安男との豚まん勝負の際、横川の「どんぶり喰い」を邪道喰いと非難し、自分の豚まんの中身を全て取り出して、ある程度冷めてから中身を元に戻す、という行為を「邪道返し」と言った点。なお、中身を取り出し元に戻したりするのには時間がかかり、皮も傷んだりするはずだが、その点は完全無視。さらに大原は勝負開始のゴングが鳴る前に小皿に醬油とソースを乗せるなど、既にルール違反までしている。また、勝負では大原が「42個と4分の1」、横川が「42個」で大原の勝ちとされたが、横川は42個以降も少なくとも口いっぱいに2度[3]飲み込んでおり、事実上は横川の勝利であった。なお、この勝負の際にかつて大原はTFFの蝶野に「たこ焼きを水で飲みこむのが正道喰いか? 邪道喰いと変わらんぜ」などと非難していたにも関わらず、豚まんを無理やり水で押し込んだりしている[4]
  • 喰いワン決勝戦の際、錠二の真似をして太巻きを霧吹きでペチャペチャに濡らした。さらに喰い方も錠二の真似をして両手で太巻きを食うなど行儀が悪く、人真似を繰り返した。なお、太巻きを切ったり濡らしたりする手間をかけているのに、食べ方では全く邪道喰いをせずひたすら正道喰いをしている西山きよしに大原や錠二が本数でほぼ追いつくという不可解な点もある。
  • 喰輪杯の予選である駅弁勝負の際、八角の匂いがきついからとカレールーを八角弁当の中に流し込んで無理やり食べた。
  • 喰輪杯の決勝戦の際、小籠包にエビチリソースを付けて食べた。

脚注[編集]

  1. ただし店側が大きさで卑劣な真似をした点も考慮する必要はある
  2. なお、あれだけバラバラにするなら最早おでんではないし、何よりバラバラにする時間がかかるはずだが、なぜか150本も完食していることにされている
  3. 第13巻・P30、P37
  4. 第13巻・P47