基礎的財政収支

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基礎的財政収支(きそてきざいせいしゅうし)とは、公共事業社会保障などの政策経費を新たな借金に頼らず、税収などの基本的な収入でどこまで賄えているかを示す指標のことである。プライマリーバランスPB)ともいわれている。財政の健全度合いを示しており、政策経費が収入を上回ると赤字であり、下回ると黒字である。収支が釣り合った場合でも、利払い費で借金の残高は増え続けることになる。日本政府令和2年(2020年)度の黒字化を目指してきたが、平成30年(2018年6月に策定した骨太方針2025年度に先送りされている。赤字がゼロになっても、発行済みの国債の利払い分だけ借金高は増える。

日本の基礎的財政収支は赤字で、国債の収入を歳出に充てている。日本の長期債務残高は国と地方を合わせてGDPの2倍を超えており、国際社会の懸念も根強い。

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