国鉄EF66形電気機関車55号機
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EF66 55
あさかぜ号を牽引するEF66 55。 | |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道 |
形式 | EF66形 |
製造年 | 1974年 |
廃車/改造年 | 1997年 |
主な走行路線 | 山陽本線 |
所属車両 センター | 下関総合車両所 |
塗装 | 国鉄色 |
製造所 | 川崎重工業・富士電機 |
備考 | 寝台特急さくらトレーラー衝突事故に遭い、復旧されるも早期廃車。 |
国鉄EF66形電気機関車55号機(こくてつEF66がたでんききかんしゃ55ごうき)は、国鉄が保有し、JR西日本に継承されたEF66のうちの1両。一度事故にあい、それにより悲しい結末を迎えた悲運の機関車とされている。
概要[編集]
1974年、EF66形0番台の最終増備車として登場した。当初は東海道線の貨物列車にて使用されており、1984年には下関に配置されていた。1985年3月のダイヤ改正で寝台特急用に振り分けられ、1987年4月の国鉄分割民営化でJR西日本に継承。以降、寝台特急用の機関車として最も状態が良好であったことから重宝されていた。
事故と悲劇の最期[編集]
1992年4月8日、寝台特急さくらを牽引中に山陽本線の須磨 - 塩屋間において、線路内に転落したトレーラーに衝突し、前面を大破してしまう。その後、復旧されたは良いものの、高速走行時に蛇行動を起こすなどの不具合が現れたため運転現場からは嫌われていった。
最終的に寝台特急削減によりいち早く廃車対象となり、1997年2月22日付で除籍され、40号機に続いてEF66形で2番目に早く廃車となってしまった。