国鉄455系電車・国鉄475系電車
国鉄455系電車・国鉄475系電車とは、日本国有鉄道が設計、開発した交直両用急行型電車である。
概要[編集]
国鉄453系電車・国鉄473系電車に抑速ブレーキを設置した車両である。交直両用急行型形式グループの中では最大量数を誇る。
形式[編集]
制御車、付随車は全て455形で統一されている。
モハ454[編集]
クモハ455[編集]
モハ474[編集]
クモハ475[編集]
クハ455[編集]
サハシ455[編集]
在来線電車のビュッフェでは唯一の回転椅子付である。
サロ455[編集]
サハ455[編集]
改造[編集]
前面方向幕撤去[編集]
つららによる方向幕の破損を防ぐため、北陸地方の475系の前面方向幕は撤去された。
クハ455形200番台[編集]
201はサハシ455-18を先頭車化改造した車両で、202と203はクハ451形から編入された車両。
クハ455形300番台[編集]
クハ165形、クハ169形から編入された車両。
クハ455形400番台[編集]
クモハ169形を電装解除し、455系へ編入した車両。
クハ455形500番台[編集]
サハ165形を455系に編入し、運転台を取り付けた車両。
クハ455形600番台[編集]
サロ455・サロ165を普通車に格下げし、運転台を取り付けた車両。
クハ455形700番台[編集]
サハ455を先頭車化改造し、413系の制御車として使用できるようにした車両。
モハ475形[編集]
クモハ475形の運転台を使用停止し、中間車とした車両。
サハ455形[編集]
クハ455形の運転台を使用停止し、中間車とした車両。
角目ライト化[編集]
JR東日本の455系はヘッドライトが角目に交換された。
運用[編集]
初期は急行列車で運用されていたが、晩年は普通列車での運用が中心になっていた。
現在はえちごトキめき鉄道に在籍するクハ455-701の1両が残存しているが、顔は413系のものである。クハ455-701は413系とペアを組み急行列車として運用されている。
保存車[編集]
鉄道博物館にクモハ455-1が国鉄時代の姿で保存されている。また、モハ454-4、クハ455-2が「455ランチトレイン」として最晩年の姿で保存されているが、展示物ではない。
かつては金沢総合車両所松任本所にクモハ475-46が保存されていたが、松任本所の閉鎖に伴って2023年に解体された。