国鉄上尾事件
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国鉄上尾事件(こくてつあげおじけん)とは、1973年3月13日に起きた、鉄道の乗客による暴動事件。
事件の兆し[編集]
この時期は、受験生や社会人にとって重要な時期で、みなピリピリしていた。国鉄高崎線上尾駅は大勢の乗客で溢れかえっており、到着列車はまだかと待ちわびていた。
混乱[編集]
14分遅れで上尾駅に到着した列車は、そのまましばらくの間、停車していた。また、先行列車4本が、前日に起きた順法闘争の影響により、上尾駅に到着することができず、1時間の間、乗客たちが溢れかえっており、改札制限まで出ていた。
列車の打ち切り[編集]
混乱の中、先行列車を発車させたが、大宮駅で運行を打ち切るというアナウンスが流れた。それを聴いた上尾駅乗客は怒りMAXになり、165系の窓ガラスを割ったり、駅長室の設備を破壊したりするなどの暴動を起こした。上尾駅に留まらず、他の駅でも影響が出た。これらはマスコミに大きく取り上げられ、国鉄大事件の一つとともに、国鉄の信頼を揺らがせるものとなった。