国定教科書(こくていきょうかしょ)とは、国家が記述内容に関与する教科書のこと。
日本では、教科書疑獄事件発生を機に、1903年に国定教科書制度がスタートしたが、GHQによって国民思想の統制や皇国史観形成の手段と見做され、戦後の1947年に教科書検定制度が再開した。
韓国では独立後、国定教科書制度が歴史科目を中心に実施され、民族主義的な内容が国民情緒法による思想形成につながったとされる。 廬武鉉政権により2009年に廃止されたが、朴李恵政権が2017年からの復活を企図したものの、実現しなかった。