噴煙高度

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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噴煙高度(ふんえんこうど)は、火山噴火した際に噴火口から立ち上る噴煙柱の到達高度を指す。噴煙の主要成分となる火山灰は大気中で気流により拡散・降灰し国境を超えさまざまな悪影響をもたらすため、国家単位だけでなく国際規模で情報が共有されている。高度は海抜で計測しており、目視情報、衛星レーダー情報などさまざまな情報源が用いられる。

また、主に航空機(特にジェットエンジン搭載旅客機)が噴煙の影響を受けると思われる空域に突入しエンジン不調による墜落その他の事故が起こる可能性も含めた脆弱性に備え、世界9ヶ国に設置された「航空路火山灰情報センター」が情報を取りまとめ航空路火山灰情報として最大噴煙高度と風向きを発報することで航空事故を予防している。