名鉄モ800形電車 (2代)

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名鉄800形電車(めいてつも800がたでんしゃ)は、かつて名鉄美濃町線で使用されていた路面電車車両の1形式。部分低床構造の超低床車両

構造[編集]

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譲渡[編集]

本形式は岐阜県下の名鉄600V線区の唯一の低床車として活躍が期待されていたが、本形式が登場してからわずか5年後の2005年に事件は起きた。美濃町線を含む岐阜600V線区が全て廃線になってしまったのだ。当然ながら本形式は車齢が非常に浅いので、2両が福井鉄道に、1両が豊橋鉄道に譲渡された。

しかし、豊橋鉄道に譲渡された1両は、豊橋鉄道の最大の難所であった井原カーブを曲がることができず、運用が駅前~赤岩口間に限定された。当初はそれでも十分に活躍できたのだが、2008年には自社発注による新型の全面超低床車両であるT1000形「ほっトラム」が登場し、本形式が持っていた固定運用を奪われ、T1000形の定期検査日である木曜日以外は運用がなくなってしまい、ニートレインと化したのであった。

一方、福井鉄道の2両についても、従来車と比較して車体が小さいため、朝・夕ラッシュを乗り切れず、運用が昼間に限定された。それでも部分低床車ということもあり、当初はそんなに深刻ではなかったのだが、2013年に3車体連接構造の全面低床車であるF1000形「FUKURAM」が登場。こちらでも本形式の役目は奪われ、2017年にはついに2両のうちの1両が休車するほどのニートレインと化してしまった。

そんな中、2018年に豊橋鉄道の1両が追加改造を受け、ついに井原カーブを曲がれるようになったのである。こうして運動公園前方面に入線できる唯一の低床車両として、末永い活躍が見込まれている。さらに2018年末には福井鉄道の2両が豊橋鉄道へ譲渡され、こちらも同様の改造が施されて車いす非対応の従来車を置き換え、豊橋鉄道のバリアフリー化に貢献したのであった。