吉田守男
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吉田 守男(よしだ もりお、1946年 - )は、歴史学者。
京都が太平洋戦争で米軍の大規模な空襲を免れたのは文化財保護が目的だったという説や、このためにラングドン・ウォーナーが尽力したという「ウォーナー伝説」を否定し、京都は原爆投下目標の一つであり、原爆の威力を測定するために通常の空襲が抑制されていたことを明らかにした。またウォーナーが作成した文化財リストは枢軸国の被侵略国への賠償用のリストであること、ウォーナー伝説は民間情報教育局(CIE)のプロパガンダであることを明らかにした。
著書[編集]
- 『京都に原爆を投下せよ――ウォーナー伝説の真実』(角川書店、1995年)
- 『日本の古都はなぜ空襲を免れたか』(朝日新聞社[朝日文庫]、2002年)
- 『原爆は京都に落ちるはずだった』(パンダ・パブリッシング、2016年)