収斂火災
ナビゲーションに移動
検索に移動
収斂火災(しゅうれんかさい)とは、ペットボトルや金魚鉢といった凸レンズ型の物体が、太陽光を一点に集めることで自然に発生した火災のことである。
ミステリと収斂火災[編集]
古典ミステリには、収斂火災を扱ったものがいくつかある。M・D・ポースト『ズームドルフ事件』が最古の作品として紹介されることが多いが、実際にはM・マグダネル・ボドキン『代理殺人』という更に古い例がある。
- M・マグダネル・ボドキン『代理殺人』(1898年)
- M・D・ポースト『ズームドルフ事件』(1914年)
- モーリス・ルブラン「水瓶」(短編集『八点鐘』所収)(1923年)
- 江戸川乱歩『火縄銃』(1932年)
単純なトリックであるため現代の作品でお目にかかることはまずないが、優れた応用例として下記がある。(伏せ字で表記)
- 大山誠一郎「Cの遺言」(短編集『アルファベット・パズラーズ』所収)(2011年)