単位正方形とは、数である1と1を辺とした正方形である。
「長さ」は「量」であって数ではないので、「正方形」という「形」はあっても、「個数」という自然数とは直接には結びつかない。その橋渡しをするものが単位正方形であり、タイルのシェーマとして普及した。
すなわち、「単位正方形」というのは「数論上のイデア」であって、「1m×1m」とか「1cm×1cm」とかいった実体物とは別物である。
同様のイデアとしては単位円がある。ただし、あまり普及はしておらず[1]、三角関数という言葉が現在でも用いられている。
- ↑ これは高校教師の怠慢によるものではなかろうか。