南部藩陣屋砂原陣屋跡

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

南部藩陣屋砂原陣屋跡(なんぶはんさわらじんやあと)とは、北海道茅部郡森町砂原3丁目に存在する陣屋跡である。

概要[編集]

幕末安政2年(1855年)、欧米列強の脅威に対抗するのに蝦夷地を松前藩に任せるのを危険と判断した江戸幕府は、蝦夷地を天領として盛岡藩南部氏に東蝦夷地の警備を命じた。これにより盛岡藩は函館に元陣屋、室蘭に出張陣屋、砂原と長万部に分屯所を設置した。砂原の分屯所は安政3年(1856年)に作られ、松屋崎遠見処を置いた。

幕府崩壊後の函館戦争の際、榎本武揚軍がここと会所町などに台場を築いた。現在では土塁が残るのみである。室蘭、長万部の屯所跡と共に「東蝦夷地南部藩陣屋跡砂原陣屋跡」として国の史跡に指定されている。

アクセス[編集]