卓袱台

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卓袱台(ちゃぶだい)とは、主に和室(四畳半敷が多い)で用いられる円卓をいう。食卓として用いられることが多く、おそらく普及したのは大東亜戦争後の復興期であろう。「チャブ」は“chop”が語源とされる。

人間生活との関わり・利用[編集]

麻雀卓よりは狭く、とはいえトランプゲームをプレイするのなら五人くらい、ギュウギュウに詰めれば八人くらいは無理して肩を寄せ合って座れる程度の広さである。 「卓の中心にが届く」「折りたたんで収納できる」「床が畳でも使える」という利点があるため、「下宿の四畳半で宴会」というのはお約束であった。当時はカセットコンロが普及していなかったため、現在ではビミョーな高さである。

いわゆるベニア板を木工用の旋盤で円形に加工して、折畳み式の脚をつけたものである。畳敷の和室で多く使われる。部屋が広すぎると後ろにひっくり返ったあげく卓袱台に膝を引っかけて大騒動になったりするので、座布団を二つ折りにして尻の下に敷くとか、座椅子を使うとかいった工夫はしよう。「座椅子とか座布団とかいった上品なものはないっ!」という場合は古新聞や古雑誌を厳重に縛ったものなどを使うこと。なお、部屋が狭いときには後ろの壁に寄っかかればいいだけである。

「高級な卓袱台」(たとえば天板が欅の一枚板とか。いや、そんな太い欅はないっつーの)というのはほとんど意味がないが、フィクション作品にはたまに登場する。 『巨人の星 (アニメ)』で星一徹がよくひっくり返すのがこれだと言われている。

脚注[編集]