十和田観光電鉄7700系電車
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十和田観光電鉄7700系電車(とわだかんこうでんてつ7700けいでんしゃ)は、かつて十和田観光電鉄にて運用された、旧東急7700系電車の譲受車両のこと。
登場の経緯[編集]
東急目蒲線で運用されていた7700系だったが、2000年に多摩川駅を境に分断され運用区間が現在の多摩川線にあたる多摩川以南に縮小された。同時に残っていたすべてのサハ7950と4連3本が余剰となったが、うち4連3本(7904F・09F・11F)の先頭車は同時期に老朽車両の代替を検討していた十和田観光電鉄に譲渡されることになり、形式名は7700系のまま、改番のみで運用を開始した。
構造[編集]
初代7000系由来のオールステンレス車体に、VVVFインバータ制御や電気指令式ブレーキも健在であり、譲渡車両としては初のVVVF車、かつワンハンドルマスコンとなった。
内装に関しては交通バリアフリー法に基づき車椅子スペースの設置が施され、ワンマン化改造も受けている。改番も行われ、末尾04・09・11→01 - 03という形になった。
運用[編集]
十和田観光電鉄線の全線で運用されたが、2012年に同線が廃止になると、機器類がまだ使用に耐えうる状態とはいえ引き取り手は誰も現れず、即座に廃車解体となり形式消滅した。