剣桂
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剣桂(けんかつら)とは、福島県西白河郡西郷村真船字馬立地内に存在する森の巨人たち百選にも選定された巨大な桂の木のことである。
概要[編集]
剣桂神社の境内に存在する巨大な桂の木のことである。本来なら神社のことを記事にするべきなのだが、神社よりこの巨木のほうが有名でスポットとなっているため、この巨木について述べることにする。
剣桂の所以は、その幹に深々と剣が突き刺さっているように見えるため、と言われている。樹高はおよそ35メートル、樹齢は300年以上である。
言い伝えとして、昔、鬼神がこの桂の木に宿り、農作物を荒らして通行人を苦しめた。そこで時の白河藩主で寛政の改革を断行したことで知られる老中・松平定信が剣をもってこの桂の木に鬼神を封じ込めさせたと言われている。
なお、この木の辺りから山容が険しくなり、ブナやミズナラ、イタヤカエデ、トチなどが繁茂している。