剛構造
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剛構造 (ごうこうぞう、英語: rigid structure) は、建築物の耐震構造における考え方の1つである[1]。外力に対して変形などを防ぐために強固の構造とするもので、柔構造の対義語。構造物を剛に構成し、柱や梁同士を剛に接合させ、外力を受けても変形しにくい構造体を構成しようとする。梁などでなく、壁体を用いるものもあるが、受ける地震力は大きめである[2]。ラーメン構造はこの例。
剛構造による建築物は、地震や風などの水平方向の力に強く、気象庁震度階級にして震度5強程度の揺れを受けても構造体が損傷しにくい[3]。建物全体が揺れる構造であるため、高層ビルのような高い建物には不適切な構造である。
脚注[編集]
- ↑ 構造物の耐震設計 - 梅村魁
- ↑ “剛構造【ごうこうぞう】” (日本語). CBRE | 賃貸オフィス・貸し倉庫・貸店舗の情報サイト. 2021年4月16日確認。
- ↑ “剛構造 とは | SUUMO住宅用語大辞典”. suumo.jp. 2021年4月16日確認。