泥吸い
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泥吸い(でいすい)とは、アフリカなど一部地域で行われる伝統的な儀式。
概要[編集]
主にアフリカで行われる儀式である。この儀式は川などから水(泥水)をくみ、その汲んだ水を飲む。この儀式を行なっている最中は普通の水は飲めず、どんなに汚くても汚水を飲むしかない。汲んだ水を全て飲み干すと儀式は終了となり、また次の儀式を開始する。これを一日に一回以上、毎日行い、水のありがたみ、汚水への耐性をつけるのである。また、泥吸いには、大規模な干ばつが発生した際に生き延びられるようにという意図もある。しかし、非常に過酷な儀式であるため、 毎日災害以前に免疫力の低下により死亡する例が後を経たない。
歴史[編集]
もともとアフリカは人類の始祖が誕生した場所で、もっとも文明が進んでいた。そのため、容易に安全な水を取り入れることができ、水不足や汚い水とは無縁であった。しかし、あるとき大災害が発生。状況が一変し長い間水不足、汚水に苦しめられることとなり、人々は改めて水のありがたみを知った。しかしそうしたありがたみはやがてまた薄れることになる。事態を阻止するため、泥吸いが生まれたのである。泥吸いは20世紀にはあったとされており、現在まで伝統文化として受け継がれている。