全日本電気工業労働組合

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全日本電気工業労働組合(ぜんにほんでんきこうぎょうろうどうくみあい)は、電機産業の産業別労働組合。略称は全電工

概要[編集]

敗戦後、東芝沖電気などに労働組合が相次いで結成され[1]、1946年10月23日に電機関係労組の単一組織として全日本電気工業労働組合(全電工)が結成された[2]。初代委員長は落合英一(東芝堀川町)。組織人員は約8万人[3]産別会議に加盟したが、1948年に産別民同が発足すると民同系の組合の大半が脱退したため、1949年10月に産別傘下の全日本金属労働組合(全金属)に統合され解散した[1][3]。この時点で一部中小組合を残すのみとなっていた[3]

全金属は1958年2月に総評全国金属と組織統一し、これに伴い産別会議は全医協を残すのみとなったため解散した[4]。全電工から脱退した組合は、1950年1月に重電機関係労組が重電機労連を、1951年6月に軽電機関係労組が全国電機をそれぞれ結成し、1953年6月結成の電機労連へと発展した[3]

出典[編集]

  1. a b 厚生労働省労使関係担当参事官室編著『第2版 日本の労働組合――歴史と組織』日本労働研究機構、2002年、138頁
  2. 全電工(全日本電気工業労働組合)[労]1946.10.23 法政大学大原社会問題研究所
  3. a b c d 労働省編『資料労働運動史 昭和27年』労務行政研究所、1953年、1047-1048頁
  4. 産別会議解散,全国金属・全金属統一[労]1958.2.15 法政大学大原社会問題研究所