入れ替わり

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入れ替わり (いれかわり)とは、フィクションのパターンの一つ。2人の人間の人格が入れ替わり別の肉体に入ってしまう人格の入れ替わり(英語:Body swap)や男女が入れ替わる性別の入れ替わりなどがある。

歴史[編集]

古来より入れ替わりを題材とした作品は多い。性別の入れ替わりとして、貴族の異母兄妹が性別を入れ替えて宮廷で活躍するという『とりかへばや物語』が平安時代後期には成立している。これは後年の『おれがあいつであいつがおれで』や『君の名は。』といった人格の入れ替わりを題材とした作品にも影響を与えていると言われる。

英語圏では1882年の小説Vice Versa以来、人格の入れ替わりを題材とした作品が流行したという。

日本の大衆文学作品では初期のものとして光瀬龍による1969年の小説『あばよ!明日の由紀』があり、これは高校生の少年・少女の人格が入れ替わるというものであった。人格の入れ替わりがフィクションのパターンとして著名になったのは、1979年の児童文学作品『おれがあいつであいつがおれで』およびその映画化作品である『転校生』がきっかけだと思われる。

これらの作品の影響か、人格の入れ替わりを題材とした作品は、思春期の少年・少女の人格の入れ替わりを描くことが多いようだ。が、ゼロ年代後半の小説・ドラマ作品『パパとムスメの7日間』はタイトルのとおり、親子の人格の入れ替わりを描いた作品である。『夫のカノジョ』では母親と入れ替わっている。

2012年に連載開始のマンガ『山田くんと7人の魔女』は少年と少女がキスをきっかけに人格が入れ替わるという内容であり、アニメ化もされた。2016年のヒットアニメ映画『君の名は。』も少年少女の人格の入れ替わりを描いた作品である。このように入れ替わりはきわめて広く利用されるフィクションのパターンであり、もはや使い古された手法であるとも言えよう。

映画累-かさね-」では人物の顔が入れ替わった。

外部リンク[編集]

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