児原稲荷神社(こばるいなりじんじゃ)とは、宮崎県児湯郡西米良村大字越野尾134に存在する神社である。
西米良村の南東部の一ツ瀬ダムを見下ろす山の上にある神社である。奈良時代前期の養老年間(717年から724年)の創建と伝えられ、鎌倉時代に伊東氏が日向国の地頭に任命された際、旧領の伊豆国伊東から移安したものといわれている。江戸時代には肥後国人吉藩主の相良氏から崇敬5社の一つとして手厚い保護下に置かれた。
彦火明命をはじめ多くの祭神を祀り、近隣の信仰を集めている。毎年12月8日の例大祭には夜神楽が奉納され、多くの人で賑わうことになる。