催眠
催眠(さいみん)とは、「メスメリズム」の訳語であり、「意識 - 前意識 - 無意識」のうち、「門番」にあたる前意識を緩め、意識と無意識の交流を促すことをいう。
著名な催眠術師としては、引田天功(「プリンセス・テンコー」ではなく、初代)や藤本正雄、清和源氏などがいる。
なお、「馬鹿と石頭と臍曲がりは、催眠にはかからない」ということが常識として知られている。
概要[編集]
催眠の基本は自己催眠である。シュルツによる自律訓練法が著名である。
プロスポーツ選手や俳優などは、自己催眠によって、いわゆる「ゾーン」に入ることが容易であるため、催眠状態に入りやすい。
反面、不安につけこまれて怪しげな宗教にハマりやすいという傾向がある。
あくまで「自己催眠のお手伝い」でしかないので、殺人を起こさせたり自殺させたりというのは無理である。
技法としては、「驚愕法」「傾倒法」「撫擦法」が知られているが、驚愕法と傾倒庖はオウム真理教以降、「グループ療法」を名のるカルト集団の洗脳の手法として知られたため、近年では用いづらい。
撫擦法は導入においてかなり効果的だが、揉解法は時間がかかるし手間がかかり、「僧帽筋症状」を解消するだけでも軽く四週間はかかる。とくに握力を使うために、せいぜい予約制で一日三人程度しか相手にできないため、ビジネスとしては成立しづらい。そのため、「プロ催眠術師の意地にかけて」みたいな話になりがちだが、「そうなると按摩とどこが違うのか」という話には、なる。
したがって、面談で片付くならば適当なメンタルクリニックに紹介して診療を受けたのちに薬物療法、というのが通常の流れであり、カウンセリングは保険がきかないためになかなか受け皿になりにくい。
そのため新宗教にハマる人もおり、社会問題となっている。
その点、新新宗教といえる空飛ぶスパゲッティ・モンスター教などはまだしも安全なように思う。
参考文献[編集]
脚注[編集]