修羅場な俺と乙女禁猟区

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修羅場な俺と乙女禁猟区は、ファミ通文庫ライトノベル。著者は田代裕彦。イラストは笹森トモエ。全3巻。

特徴・評判[編集]

いわゆるハーレムものであるが、ミステリ色が強い。ストーリーも会話もキャラクターも好評だったが、1巻の結末が悪い意味で予想外のものだったため、商業的にはあまり成功しなかったと思わる。

あらすじ[編集]

大財閥の養子、遠々原節は、養父の十慈郎から、五人の同い年の美少女を紹介される。彼女たちはみな節の婚約者候補であり、節は自由に一人の少女を選ぶことができる。しかし、そのなかの四人は、十慈郎とその財閥に人生を無茶苦茶にされており、彼らを激しく憎悪していた。最後に残った一人だけが、節のことを本当に愛しているのだが、誰がそうであるかはわからない。選ばれた一人の少女は、節と財閥のことを自由にできる権利を与えられる。

養父のこの暇つぶしのゲームに無理やり参加させられる節。選択を間違えれば、節は財閥とともに破滅するしかない。そして、屋敷に同居することになった五人の美少女たちは色仕掛けで迫ってきた。節は、幼なじみの睦月とともに、なんとか推理で正しい婚約者候補を選ぼうとする。

登場人物[編集]

遠々原財閥[編集]

遠々原節
主人公。高校生。十慈郎の養子。基本的には善良な人物。
睦月
メイドの少女。節の幼なじみであると同時に、彼に「買われた」身である。処女。
主人公に対しては「君との恋愛なんてごめんだ」[1]。と言うなど恋愛関係を拒絶している。一方、婚約者候補からの色仕掛けに対抗するために彼とのセックスを提案して下着姿になったり、節が財閥の当主になったときには自分を「愛人」にするという約束を迫るなど、彼に対して好意をもっている模様。
遠々原十慈郎
財閥の長。残酷非道な性格。一方、暇をもてあましている。

婚約者候補[編集]

天海崎
黒髪ロングの美少女。温和な性格。病気の弟がいる。
羽入田
巨乳の美少女。体操服姿で胸を揺らしながら走る姿でクラスの男子生徒をときめかした。別名「巨乳田」。
蝦夷木エリィ
幼児体型の美少女。
主人公が入浴予定の大浴場に一糸まとわぬ姿で忍び込んだ。その際、サウナ室に隠れていた。主人公のいる浴槽に入り、彼を性的に誘惑しようとしたが、のぼせて倒れてしまう。その後、裸のまま、節によって脱衣場に連れて行かれた。その様子を見た睦月は、節がエリィを犯したと勘違いした。
奥有楽乙音
小柄で気弱な少女。着痩せするタイプで胸はかなり大きい。婚約者候補争いを有利にすすめるため、主人公の部屋に夜這いをかける。寝巻き姿で胸を強調する衣装を着ていったが、節に犯されることに怯えていて涙ぐんでいた。節に「自分とセックスしても婚約者候補争いに有利にはならない」と言われショックを受ける。その後、彼から脅しのために胸を揉みしだかれ、服を破かれそうになり、慌てて逃げ出した。
伊堂寺

脚注[編集]

  1. 同作品より引用。

関連項目[編集]