佐藤かおり (社会運動家)

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佐藤かおり(さとう かおり、佐藤 香1967年 - )は、社会運動家。パープル・ユニオン執行委員長、女性と人権全国ネットワーク共同代表、性暴力禁止法をつくろうネットワーク運営委員、NPO法人全国女性シェルターネット前事務局長。司会業を15年間務めた。

北海道出身。國學院大學北海道短期大学部国文科卒業[1]。2003年頃、派遣社員として勤務していた企業で上司からセクハラ・パワハラを受け、心療内科で精神疾患と診断された[2]。2006年に退職。後遺症のため就業が困難となったが[3]、労災とは認められず、審査請求も再審査請求も棄却されたため、2010年に日本初のセクハラ労災行政訴訟を起こした。国会議員や厚労省にも働きかけ、同年中にセクハラによる精神疾患が労災と認められ、2011年に休業補償の一部支給が認められた[2]。3カ月間アルバイトをしていたため、大部分の休業補償は認められなかったが、2015年6月になって全期間の補償が決定した[3]。この裁判がきっかけとなり、2011年に厚労省はセクハラによる精神疾患を労災と認めるよう認定基準を見直した[2]。 2012年、女性のための労働組合「パープルユニオン」を結成し、執行委員長に就任[2]。2013年、女性と人権全国ネットワークの結成に参加[4]。2016年の参議院議員選挙東京選挙区に無所属で立候補。67,535票を獲得するも落選。31人の候補者で13位であった[5]。2019年2月に『セクハラ・サバイバル わたしは一人じゃなかった』(三一書房)を刊行。同年7月の参議院選挙比例区に立憲民主党公認で立候補したが落選した[6]

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