位相

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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位相とは、繰り返される現象の一周期のうち、ある特定の局面のこと。

概要[編集]

波動などの周期的な現象(三角関数で表せられることが多い)において、一周期中の位置を示す無次元量である。
通常は角度(単位は「度(deg)」または「ラジアン(rad)」)で表記される。
複素数の極形式として表すと、角度θの部分であり、フェーザ図などではこの方法で表される。

干渉[編集]

同位相[編集]

同位相とは、位相が同じ(位相差が0度)であること。同位相の波は強め合う。

逆位相[編集]

逆位相とは、位相が逆(位相差が180度)であること。逆位相の波は弱め合う。
ノイズキャンセル機能付きイヤホンヘッドホンなどは逆位相の音を使っている。
また、逆位相による制御は照明器具において点灯時のノイズを軽減するのにも用いられる。
しかし、エネルギー保存則より波は完全に消えているわけではなく、何らかの形でエネルギーは残っている。
地震が来たら逆位相で揺れれば良いというのはジョークなので真に受けないように。