伊予札黒糸威胴丸具足(いよざねくろいとおどしどうまるぐそく)とは、徳川家康が晩年期に使用していた鎧と兜。霊夢形兜第一号。
1915年の美術画報に載っている羊歯具足(伊予札黒糸威胴丸具足)。
胴高36cm、胴まわり119cm、草摺高24cm、籠手高66cm、佩楯高53cm、臑当高35cm、兜本体19cm。鉄造漆塗り。国宝、重要文化財指定。家康が大黒天の烏帽子の形をイメージして作るよう函工岩井与左衛門に発注して作られた。関ヶ原の戦いにて着用して戦い、その後の大坂の陣でも着用して二つとも勝利を招いたことから吉祥の甲冑とも称された。
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