今井信子

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今井 信子(いまいのぶこ、英:Nobuko Imai、1943年3月18日 - )はビオラ奏者。室内楽分野で幅広い実績を有している。

概要[編集]

1943年、東京生まれ。母親が手に職をつけさせようと、6歳からバイオリンの訓練を始めた。高校は桐朋学園音楽科に進学し、室内楽を齋藤秀雄に師事する。桐朋学園大学在学中、21歳の時、タングルウッド音楽祭で聴いた「ドン・キホーテ」がきっかけとなってビオラへの転向を決意した。桐朋学園大学を卒業後、フルブライト奨学金を得てアメリカに渡米し、ジュリアード音楽院イェール大学大学院で学ぶ。プエルトリコとマールボロでパブロ・カザルスアンサンブルで演奏した。

1967年のヤング・コンサート・アーティスツでバイオリン部門で最高位を取り、1968年のジュネーヴ国際音楽コンクールビオラ部門で第二位(優勝者なし)となる。ベルリン・フィルハーモニー、ロンドン交響楽団パリ管弦楽団等と共演する[1]

武満徹『ア・ストリング・アラウンド・オータム』など多数のビオラのための作品を初演している。

室内楽[編集]

1973年からフェルメール弦楽四重奏団のメンバーとして活動した(1978年まで)。フェルメール弦楽四重奏団で5年間活動して学んだことは現在の自分を支えており、タイミングや音色、音量のバランスなどの感覚はこの5年間で鍛えられたと語る[1]

2002年ミケランジェロ弦楽四重奏団を創設した。メンバーは次の通り[2]

室内楽ではアルゲリッチ、クレーメル、五嶋みどり、ハインツホリガー、マイスキー、マレイ・ペライア、ヨーヨーマ、ズーカーマンらと共演した。マールボロ、ラヴィニア、ヴェルビエ等の国際音楽祭に度々招かれる。

教職[編集]

1961年から1972年まで桐朋学園大学教授。1983年からデトモルト音楽大学の教授(2003年まで)。

現在はアムステルダム音楽院の教授である[3]。クロンベルクアカデミー教授、ソフィア王妃高等音楽院教授。上野音楽大学特任教授。2018年8月27日から30日にかけて、 ヴィオラ公開マスタークラス2018を開催する[4]

音楽監督[編集]

日本ではカザルスホールの音楽アドバイザーを務める。武生国際音楽祭音楽アドバイザー、東京国際ビオラコンクールの審査委員長を務める。 東京、ロンドン、ニューヨークで開催された「ヒンデミット・ビオラ・ファスティバル」の音楽監督を務める。フェニックスホール音楽監督[5]である。

受賞[編集]

  • 1970年、西ドイツ音楽功労賞を受賞する。
  • 1993年、エイボン女性年度賞(エイボン芸術賞)
  • 文化庁芸術選奨文部大臣賞
  • 京都音楽賞
  • モービル音楽賞
  • 毎日芸術賞
  • サントリー音楽賞を受賞

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