京阪3000系電車 (2代)

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京阪3000系電車(けいはん3000けいでんしゃ)とは、京阪電気鉄道の車両である。

概要[編集]

中之島線開業に合わせて登場した優等列車用車両。8両編成6本と中間車バラ6両が製造された。

京阪電鉄のイメージリーダーとして、優等列車を中心に使用される。有料指定席車のプレミアムカーが2021年より連結されている。

車体[編集]

片側3ドア・18m級のアルミダブルスキン製車体。

車内[編集]

座席はドア間に転換クロスシート、車端部にロングシートを配したセミクロスシート。転換クロスシートはドア間は1列+2列の組み合わせで、運転席直後のクロスシートは2+2の配置。

座席の表地は東レ製のエクセレーヌを鉄道車両として初採用した。

なお編成中に1両連結されているプレミアムカーは1列+2列の回転リクライニングシートが並ぶ。

機器類[編集]

台車は軸梁式ダイレクトマウント空気ばね台車のKW-77E形(電動車)、モノリンク式ダイレクトマウント空気ばね台車のFS577形(付随車)を装備する。

制御方式はIGBT素子を利用したVVVFインバータ制御。

編成構成[編集]

以下は登場時の編成。

方向 ←出町柳





淀屋橋→
中之島→
構造 Mc T T T M T T Mc
形式 3000 3500 3600 3700 3150 3550 3750 3050

プレミアムカー連結に伴う組成変更[編集]

8000系で好評のプレミアムカーを連結するにあたっては、8000系と同じ従来車からの改造ではなく新造車の3850形と3750形を差し替えという形を取った。これによって3750形が余剰となったが、全車が13000系に改造編入されている。

それでも利用率の上昇の勢いは止まらず、さらにもう1両の増結が見込まれる。なおこの組み込みではなぜか新造車が6号車を名乗るという情報もある。また、電動車3150形も抜き取りの対象となる可能性も否定できない。

方向 ←出町柳





淀屋橋→
中之島→
構造 Mc T T T M T T Mc
形式 3000 3500 3600 3700 3150 3850 3550 3050

運用[編集]

定期では特急と日中の淀屋橋発着の快速急行、快速特急「洛楽」に使用される。快速急行でもプレミアムカーは営業し、指定料金が必要となる。

現有車両
京阪線優等列車用 8000系0番台 - 3000系II
京阪線一般車 1000系III - 2200系 - 2400系 - 2600系 - 6000系 - 7000系 - 7200系 - 9000系 - 10000系 - 13000系
鋼索線 1・2号II
大津線 600形III - 700形III - 800系II
過去の車両
京阪線優等列車用 1700系2 - 1800系I2 - 1810系→1900系2 - 3000系I→8000系30番台1
京阪線一般車 1型 - 100型1 - 200型1 - 1000型I→300型I→310型 - 1500型→500型I - 1550型→600型I - 1580型→700型I - 16型貴賓車 - 1000系II(1000型II・1100型I・1500型II・1200型I・1280型) - 250型 - 1300系 - 1650型→600系II(630型) - 600系II(600型・650型・680型) - 700系II - 1800系II - 2000系 - 5000系
鋼索線 1・2号I
大津線 1型 - 5型 - 10型 - 20型 - 30型 - 50型 - 60型(びわこ号) - 70型 - 80型I - 800型I - 260型 - 80型II - 300型II - 350型 - 500型II
1:一部車両は他社譲渡。2:後に一般車に格下げ。
関連項目
京阪グリーン