京王5000系電車 (初代)
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5000系電車(5000けいでんしゃ)とは、京王帝都電鉄が1963年(昭和38年)から運用を開始した通勤形電車である。
概要[編集]
京王線の架線電圧1500V昇圧と同時に運転を開始した特急列車を含む優等列車用に製造。1968年度の増備車からは冷房車として製造され、これが関東圏のオールロングシート通勤型電車としては初の冷房車となった。
営業用車両としては1996年に京王線から姿を消したが、事業用の電動貨車に改造された車両は2004年まで残存していた。また18m級3扉車で、制御電動車の設定があるということで地方私鉄からの引き合いも多く、全体の4割以上の車両が譲渡されている。
電動貨車改造車[編集]
最終増備車の5125編成のうちデハ5125、デハ5175、クハ5875の3両を種車にレール輸送用のチキ290形をけん引する電動貨車に改造された。外観は営業時代のものを保っていたが、ブレーキは空気ブレーキのみ使用可、元クハの車内にバッテリーを設置していた。
2004年に6000系改造のデワ600形に置き換えられて引退した。
譲渡車[編集]
以下の事業者へ譲渡されている。なお譲渡に際し、台車や主電動機は譲渡先の会社の軌間に合わせたものに交換されている。