二重内陸国
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二重内陸国(にじゅうないりくこく、doubly landlocked country)は、国境を接している国がすべて内陸国となっている国を指す。
概要[編集]
二重内陸国は国境を接している国がすべて内陸国なため、国境を最低二度越えなくては海に行くことができない。海に面していない国は、貿易や軍事面で不利になりがちとなるため、国境を接している国との関係性が重要となってくる。
現在、二重内陸国に該当するのはリヒテンシュタイン公国(スイス連邦とオーストリア共和国と接している)とウズベキスタン共和国(カザフスタン共和国、トルクメニスタン、アフガニスタン・イスラム首長国、キルギス共和国、キルギス共和国と接している)の二か国。なお、カスピ海を海と見なす場合はウズベキスタンは二重内陸国ではなくなる。
ウズベキスタンは、アラル海に接しているものの、内陸湖であるために外洋にはつながっていない。海へと直接つながる国内河川もないため、ウズベキスタン鉄道などを利用した陸路での移動が必要となり、輸送コストがかかってしまっている。