中澤伸弘
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中澤 伸弘(なかざわ のぶひろ、1962年[1] - )は、国学者、歌人。号は柿之舎(かきのや)[2]。
経歴[編集]
東京生まれ[3]。1985年國學院大學文学部文学科卒業。在学中は森田康之助から神道思想を学ぶ。また鈴木敬三(有識故実)からも学ぶ。卒業後は都立高校国語科(主に古典教育)教諭(主幹)[2]。上野[2]、足立[3]、小岩、科学技術高校等を歴任。2023年定年退職[2]。この間、國學院大學文学部神道学科兼任講師(1993-2001年、2015年-)[3][4]、國學院大學日本文化研究所共同研究員(6年間)[4]、財団法人無窮会東洋文化研究所特別研究員を兼任[1]。2009年「徳川時代後期出雲歌壇と國學」で博士(神道学)[5]。
定年退職後は東京都立高校非常勤教員(国語)、國學院大學兼任講師、ハリウッド大学院大学講師[2]、不二歌道會歌道講座講師[6]。
研究対象は国語教育及び国語学史、国学及び国学思想史、近世後期和歌と歌壇、祭祀学、書誌学など[4]。広義の「国学」を研究対象とし、国学者を自負する[2]。歌人の山川京子に20年余り師事した[2]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『学級通信ふろむ奈加佐波』(中澤伸弘、1998年)
- 『柿の落葉――考證随筆』(柿之舎、2002年)
- 『図解雑学 日本の文化』(ナツメ社、2002年)
- 『柿のしづ枝――中澤伸弘自撰歌集』(中澤伸弘、2003年)
- 『近世後期出雲歌壇の人々――平成16年大社町史公開講座資料』(中澤伸弘、2004年)
- 『やさしく読む国学』(戎光祥出版、2006年)
- 『徳川時代後期出雲歌壇と國學』(錦正社[国学研究叢書]、2007年)
- 『宮中祭祀――連綿と続く天皇の祈り』(展転社、2010年)
- 『みちのさきはひ――本居宣長『玉鉾百首』 本居大平『倭心三百首』講義』(中澤伸弘、2012年)
- 『村上忠順論攷――村上忠順翁百三十年祭記』(中澤伸弘[柿之舎叢書]、2014年)
- 『一般敬語と皇室敬語がわかる本』(錦正社[錦正社叢書]、2016年)
- 『令和の皇位継承――諸問題と課題』(展転社、2020年)
- 『小笠原壽久翁評傳』(八甲田神社社務所、2020年)
- 『神国の行方――令和の皇室問題』(展転社、2023年)
- 『考証随筆 國學の裾野――資料が語る 徳川時代の歌人和学者国学者』(中澤伸弘[柿之舎叢書]、2024年)
- 『自宅であげる神棚祝詞』(戎光祥出版、2024年)
編著[編集]
- 『柿之舎文庫和本蔵書目録稿』(編、中澤伸弘、1997年)
- 『浜野文庫和本目録』(編、中澤伸弘、199?年)
- 『近世和歌研究書要集(全8巻)』(宮崎和廣、鈴木亮共編・解題、クレス出版、2005年)
- 『類題和歌鰒玉・鴨川集(全6巻)』(朝倉治彦監修、宮崎和廣共編・解説、クレス出版、2006年)
- 『国学和学研究資料集成(全8巻)』(鈴木亮共編・解題、クレス出版、2008年)
- 『好古研究資料集成(全9巻)』(宮崎和廣共編・解説、クレス出版、2011年)
- 『宣長・鈴屋関係資料集 資料篇(全2巻)』(宮崎和廣共編・解説、クレス出版、2012年)
- 『宣長・鈴屋関係資料集 研究篇(全5巻)』(宮崎和廣共編・解説、クレス出版、2012年)
- 『類題和歌鰒玉集人名総索引』(柿之舎中澤伸弘編、中澤伸弘、2013年)
- 『のすがた――宮崎和廣大人追悼文集』(鈴木亮共編、『松のすがた』刊行の会、2017年)
校註[編集]
- 『毀誉相半書・児の手かしハ』(平田鐵胤編、平田篤胤翁顯彰會、2004年)
出典[編集]
- ↑ a b 宮中祭祀―連綿と続く天皇の祈り 紀伊國屋書店
- ↑ a b c d e f g 神国の行方―令和の皇室問題 紀伊國屋書店
- ↑ a b c 徳川時代後期出雲歌壇と國學 錦正社
- ↑ a b c 令和の皇位継承―諸問題と課題 紀伊國屋書店
- ↑ CiNii 博士論文
- ↑ 自宅であげる神棚祝詞 紀伊國屋書店