中毒
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中毒(ちゅうどく)とは、触れたり体内に入った物質やその代謝物により心身に異常をきたしている状態を指す言葉である。 また、薬物依存症から転じて一つのことに没頭しすぎてやめられなくなってしまうことを比喩的に「○○中毒」表現することもある。
概要[編集]
体内に取り込んだ物質により心身に有害症状が出ている状態が中毒症状であり、アルコールを摂取して酔っている状態も一種の中毒であるといえる。また、取り込んだ物質を代謝したことにより発生する有害症状も中毒症状に含まれるとされている。
薬物や傷んだ食品、気体など、中毒の原因となる物質は多様である。また、人間には欠かせない水も過剰摂取すれば水中毒となり、摂取量により中毒症状を発症するものも存在している。
中毒の原因となる物質に暴露したり摂取後に急速に発症するものを急性中毒、長期間の暴露や摂取により現れる症状を慢性中毒という。慢性中毒には有機溶剤や重金属に暴露された結果症状が出現するものもあり、製造業などでは産業中毒としてその軽減や予防の観点から法整備が進められている。
依存症[編集]
かつては薬物中毒が薬物依存症と同義として扱われていたこともあり、その名残でゲームやSNSに依存する様を「ゲーム中毒」、「SNS中毒」などと呼ぶこともある。一方、医学的にはゲーム障害とかゲーム依存症というような症例で呼ばれるようになっており、依存症を指して中毒と呼ぶのはスラング的に使用されるものにとどまっている。