万倉の大岩郷(まぐらのおおいわごう)とは、山口県美祢市伊佐町奥万倉に存在する国指定の天然記念物である。
金毘羅山の南腹の傾斜地およそ27万平方メートルにわたり、石英閃緑岩の巨礫が石の海のように広がり、これは塊状の基盤が気温の変化などのため、その割れ目に沿って破砕され、風化して岩礫化している。樹林に囲まれた広い谷間状の地に展開する奇観である。
昭和10年(1935年)、国の天然記念物に指定された。