一本堂従業員労災事故

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一本堂従業員労災事故(いっぽんどうじゅうぎょういんろうさいじこ)は、日本のドラッグストアチェーンである一本堂(現・ウエルシアホールディングス傘下)従業員の勤務中に発生した事故。

概要[編集]

2015年9月27日東京都中野区の一本堂都立家政店にて開店準備中の従業員が、移動中のカゴ台車の下敷きになり、腰の骨と膝の骨を骨折する重症を負う。

本事故は労災認定されたが、会社側からは賠償金はおろか、見舞金なども一銭も支払われておらず、被害者の従業員も家族も訴えなかったため、まるで何事も無かったかのように当該店舗はその後も通常営業している。

事故は以前も同店舗で起こっており(その時は台車だけ転倒し、従業員に被害は無かった)原因はカゴ台車を移動させる際の店内の段差と、出入り口の傾斜によるものなのは明らかである。にも関わらず、店舗のインフラ整備をする事もなく、問題の段差と傾斜は直していない。

そもそも、被害者の従業員は入社したばかりであり、危ない段差がある旨も事前に知らされておらず、会社のリスクマネジメントには甚だ疑問を禁じ得ない。

重症を負った従業員は治療の甲斐もあり、背骨が変形したものの、日常生活に支障を来すような後遺障害を負ってはいないようだが、その後復職までに一年近くを要している。また、契約上の事情で、事故を理由に強制退職扱いとなっている。復職の際は再度採用試験を受けて再入社という形で雇用された。

一本堂はこの事故を全く重く受け止めておらず、他店舗でもお客による転倒事故、従業員の転倒事故を数回起こしている。

ちなみに、復職した従業員はその後、別の店舗での勤務の後、自己都合で退職している。事故の影響での退職なのかは明らかではない。

関連項目[編集]