レジナルド・ケル
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レジナルド・クリフォード・ケル(Reginald Clifford Kell[1], 1906年[2]6月8日 - 1981年8月5日)は、イギリスのクラリネット奏者。[3][4][5][6][7][8]
ヨーク出身。ヴァイオリン奏者で指揮者だった父フレデリックの手解きで幼少期からヴァイオリンを学んだ。14歳の頃からクラリネットを独学するようになり、父の結成しているバンドや映画館等で演奏。1929年からロンドンの王立音楽院に入学してハイドン・ドレイパーにクラリネットを師事し、1932年に卒業。音楽院在学中からロイヤル・フィルハーモニー協会のオーケストラに所属し、卒業してからロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者に就任。1936年にロンドン交響楽団に移り、1939年まで在籍。1935年から1939年まで母校の王立音楽院で教鞭を執った。1939年にはアルトゥーロ・トスカニーニの招きに応じてルツェルン音楽祭に参加[9]。1942年から1945年までリヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、1945年から1948年までフィルハーモニア管弦楽団の首席奏者を歴任。トーマス・ビーチャムの結成したロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団にも参加したが、1948年にアメリカに渡った。1951年からアスペン音楽祭で講習会を開き、ベニー・グッドマンやピーナッツ・ハッコー[10]等を教えた。1958年には帰国して王立音楽院の教師に復帰したが1959にはには退任し、ブージー・アンド・ホークスの器楽部門の臨床家を務めた。演奏活動からは1950年代初めに引退していたが、1966年にはブージー・アンド・ホークスから退職。[11]その後は画家として展覧会を開くなど音楽以外でも活躍した。[12]
脚注[編集]
- ↑ Kennedy, Michael、Bourne, Joyce 『The Concise Oxford Dictionary of Music』 Oxford University Press、2004年、385頁。ISBN 9780198608844。
- ↑ アーカイブ 2021年3月17日 - ウェイバックマシン
- ↑ “REGINALD KELL”. New York Times. (2016年3月16日). オリジナルの2014年7月5日時点によるアーカイブ。 2014年7月5日閲覧。
- ↑ “Kell, Reginald Clifford (1906–1981), clarinettist | Oxford Dictionary of National Biography”. 2021年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月16日確認。
- ↑ “The Great Reginald Kell by Mitchell Estrin Dansr”. 2021年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月17日確認。
- ↑ “Kell, Reginald (Clifford)”. 2021年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月17日確認。
- ↑ “BENNY GOODMAN and Reginald Kell”. 2013年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月27日確認。
- ↑ “Reginald Kell (Clarinet) (Clarinet Classics CC0049)”. 2021年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月17日確認。
- ↑ “レジナルド・ケル(cl)/ 米デッカ録音集成”. 2013年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月27日確認。
- ↑ “Peanuts Hucko - National Jazz Archive”. 2021年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月17日確認。
- ↑ Nelson, Norman C. (2005). “THE TESTAMENT OF A REVOLUTIONARY”. Reginald Kell the complete american decca recordings (Deutsche Gramophone): 9-16. .
- ↑ “レジナルド・ケル・コレクション~1937-1957年録音集(11CD)”. 2021年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月17日確認。