リーマンショック世代

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リーマンショック世代とは世代の一つ。1987年(昭和62年)4月2日から1990年(平成2年)4月1日生まれの人が該当するとされる。 正社員の新規求人倍率は2008年8月に0.86であったが、2009年4月には0.35まで下落し、1987年生まれの大卒者は過去最低の求人倍率の中就職活動を強いられた。 [1]

定義[編集]

一般的に2008年後期に発生し、2012年まで続いたリーマンショックによって厳しい就職活動を強いられた世代のことを指す。2008年前期はリーマンショック到来前で、マスコミの報道によると売り手市場であったため(現実は大して売り手で無かったとの説もある[2])、1986年生まれは含まれない。 [3]

特徴[編集]

リーマンショック世代は、人生再設計第一世代[4]と呼称が変更されて政府から手厚い支援を受けることとなった氷河期世代とは異なり、政府からも忘れられた世代となっている。

政府はコロナ世代を第二の氷河期と表現しているが、コロナ世代は採用抑制の影響を受けておらず、正しくはリーマンショック世代が第二の氷河期世代である。 [5]

有効求人倍率は過去最低の0.42倍を記録しており、リーマンショック世代は史上最低の有効求人倍率の中就職活動を余儀なくされた。[6]

しかし一方で、人気企業に限ればバブル崩壊以降そんなに変化していないとの見方もある。確かに2000年台後半や2010年台後半は有効求人倍率が高かったが、人気企業と不人気企業の格差が大きく、人気企業に限れば氷河期同様の厳しい状況が30年に渡って続いていた。そのため、1970年(昭和45年)4月2日から2001年(平成12年)4月1日生まれまで、場合によってはもっと下の世代まで就職氷河期だとの考え方も存在する。

年表[編集]


関連項目[編集]

関連文献[編集]

参考画像[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]