ラチルスピーとは、「ガラスマメ」「グラスマメ」である。毒性があり、ラチルス症を起こす。もっぱら牛の飼料とされるが、豆が食用として利用されることも多い。
インドでは基本的にウシの餌料として利用されており、その豆も人間の食糧とされた。ところが戦乱などで食糧難が起きると、ラチルスピーの毒素によって中毒症状が起きた。体重などにもよるが、「一日二百グラム」という目安があるという。