モスクワ=サンクトペテルブルク線
ナビゲーションに移動
検索に移動
モスクワ=サンクトペテルブルク線とはロシアの鉄道路線である。
概要[編集]
ロシアの二大都市モスクワとサンクトペテルブルクを結ぶ全長645㎞の複線(一部区間を除く)電化の幹線である。
ロシア帝国(ロシア)初の鉄道路線で、開業当初は世界最長の複線の鉄道路線だった。線路の建設の最中に採用された1524㎜の軌間は現在のロシア鉄道における標準となった。現在はロシア軌間と呼ばれている。スペイン鉄道などで採用されている広軌(イベリア軌間)1668㎜とは異なる。
また国際鉄道連合の基準ではこの路線はロシア初の近代化された時速200㎞以上の高速鉄道である。ほとんどの区間では最高時速200㎞で走行する。またオクーロフカ駅からムスチーンスキー橋駅までは最高時速250㎞で走行が可能であり、両都市間の移動は最短で3時間半である。
将来[編集]
2019年4月にモスクワとサンクトペテルブルクを結ぶ新しい高速線の建設が許可された。新線は350㎞での運転が可能となり、所要時間が3時間半から2時間に短縮される。
運行形態[編集]
モスクワ=サンクトペテルブルク線はモスクワと地方を結ぶ11の放射状に伸びる路線で唯一、モスクワ支社ではなく十月支社が運行している。これはニコライ1世の時代、鉄道が建設された際、ロシアの首都がモスクワではなくサンクトペテルブルクだったからである。もちろん起点はサンクトペテルブルクのモスコーフスキー駅である。21世紀に入ってから貨物列車はほとんど運行されず優等列車が数多く走っている。サプサン号は昼行だが、他の優等列車のほとんどは夜行列車である。
普通列車はサンクトペテルブルク、モスクワの両都市近郊で多数運行しているが、本数が少ない区間も多い。特にオクーロフカ - ウグローフカ間は平日のみ一日2往復しか通行していない。
駅一覧[編集]
- サンクトペテルブルク・モスコーフスキー駅
- オブーホヴォ駅
- コールピノ駅
- サーブリノ駅
- トースノ駅
- ウシャキ駅
- リャーボヴォ
- リュバーニ駅
- トルフャノーエ駅
- チュードヴォ-モスコーフスコエ駅
- グリャディ駅
- ボリシャーヤ・ヴィーシェラ駅
- マーラヤ・ヴィーシェラ駅
- ブールガ駅
- ムスチーンスキー橋駅
- トルビノ駅
- ボロビョーンカ駅
- オクーロフカ駅
- ウグローフカ駅
- ルィコーシノ駅
- アリョーシンカ駅
- ビェリェザイカ駅
- ボロゴーエ-モスコーフスコエ駅
- ブシェヴェツ駅
- ボチャノーフカ駅
- アカジェミチェスカヤ駅
- リェオンチイェヴォ駅
- ヴィーシニー・ヴォロチョーク駅
- イェリザロフカ駅
- オシェーチェンカ駅
- スピーロヴォ駅
- カラーシニコヴォ駅
- シリュス駅
- リホスラーヴリ駅
- クリューチコヴォ駅
- ブリャンツェヴォ駅
- ドロシーハ駅
- トヴェリ駅
- リェードキノ駅
- ザヴィードヴォ駅
- リェシェートニコヴォ駅
- クリン駅
- ポトソールニェチナヤ駅
- ポーヴァロヴォ駅Ⅰ
- クリュコヴォ駅
- スホードニャ駅
- ヒームキ駅
- ホーヴリノ駅
- グラチョーフスカヤ駅
- リホボールィ駅
- ペトローフスコ-ラズモーフスカヤ駅
- オスターンキノ駅
- モスクワ・レニングラーツキー駅