メルトダウン
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メルトダウン(英:Nuclear meltdown)とは、原子炉の炉心で核燃料が耐熱温度を超え、溶け落ちる等してしまう現象。炉心溶融(ろしんようゆう)、炉心融解 (ろしんゆうかい)とも。
概要[編集]
原子炉を構成するシステムの中核部分で物理的な損傷や損壊、崩壊などが発生する事になるため、原子炉の運用に失敗した事を表している。
核燃料の温度上昇を抑えられない状況になる要因としては、以下の2種類に大別できる。
- 何らかの要因による冷却システムの故障
- 不適切なコントロール(人為的ミスなど)
主な事例と要因、深刻度(レベル)[編集]
- 1979年3月28日 - スリーマイル原発事故:端的に言うと、冷却システムの故障。(レベル5)
- 1986年4月26日 - チェルノブイリ原発事故:端的に言うと、教育の不備により無理な運転を続けたため。(レベル7)
- 2011年3月11日 - 東京電力福島第1原発事故:端的に言うと、設計想定を超えた自然災害により、炉心の冷却が不能になったため。(レベル7)
ちなみに[編集]
核融合炉ではメルトダウンは起きないらしい。