マッシュルーム
マッシュルームとは、人工栽培されるものを含むキノコ全般をいう。Wikipedia の項目とは別の話である。
概要[編集]
狭義の「マッシュルーム」は、和名・ツクリタケをいう。「暗いところに放りこみ、小便をぶっかけ、育つのを見守る」という点でプログラマとマッシュルームは似ているという。
日本ではツクリタケ以外にナメコやヒラタケ、エノキダケなどの「菌床栽培される食用真菌類」にあたる広義のマッシュルームに属す原木栽培のものがあって、ほぼ通年出回り利用されている。ことに干しシイタケは中国・臺灣では高級食材として知られ、フカヒレや干しナマコとともに重要な輸出品であった。
ただし欧米では「SHIITATE」が「糞喰らえ(TAKE SHIT!)」に似ているため敬遠され「森のマッシュルーム(forest mushroom)」として宣伝・販売されたといわれたが、現在では“Shiitake mushroom”として知られているという。
菌床は基材となる大鋸屑、米糠、小麦ふすま、酒粕や醸造粕などを混ぜ、水分を調整してから加熱・殺菌し、それを冷ましたのちに種菌を添加してよく攪拌したものをすくなくとも数日おいて、菌糸が廻りはじめたところで培養ケースに移して水分・換気・温度などを調整する[1]。競走馬の糞などはマッシュルームの原材料としては絶好なので、どこかの企業で栽培事業を立ち上げてほしいと思う(競走馬に下手な餌を喰わせるとドーピングになってしまう。茶殻もコーヒー滓も気にすることはない)。
人間生活との関わり・利用[編集]
オリーブ油とニンニクでアヒージョにし、パンやパスタと共に食すと吉。
ヒカゲシビレタケなどシロシベ属の種はその成分シロシビンによって色彩豊かな幻覚と空間識の失調を起こすため「マジック・マッシュルーム」と呼ばれ、マヨネーズ瓶などで栽培されることもあった。現在は非合法である。
脚注[編集]
- ↑ 家庭用の栽培セットも売っている。使い終わった土は適当に培養土と混ぜてプランターに入れて野菜でもハーブでも育てるのに使える。
関連作品[編集]
- トレイシー・キダー『超マシン誕生』
- 『異世界居酒屋「のぶ」』