ボギー大佐

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ボギー大佐(英:Colonel Bogey)とは、イギリスのマーチ王、アルフォードが1914年に作曲した吹奏楽曲の行進曲(マーチ)。オリジナルキーは変ニ長調(D♭)。アルフォードの作品の中で最も有名な楽曲であり、イギリスのマーチの中でも最も有名な代表曲である。曲の構成・楽曲形式は、行進曲形式で、イントロ→A(×2=任意)→B×2→A→トリオ×2→イントロ→A。2/4拍子、テンポ(BPM)=約122辺り。イントロとAとBは主部。イントロとAは変ニ長調(D♭)、Bは平行短調の変ロ短調(B♭m)、トリオは下属調の変ト長調(G♭)。ボギー大佐の楽曲形式は、トリオの後、主部に戻る形を取っている。トリオの後の主部は、「イントロ→A」のみで、コーダと同じ扱いである。ダ・カーポを指定する曲である。Bの平行短調の部分は、メロディーラインを低音楽器が担当しているので、コードネームでは表せない気がする。

吹奏楽音源の演奏者は、エルガー・ハワース指揮/フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(「フィリップ・ジョーンズ・アンサンブル」とも書かれる)。

日本でも学校の運動会やコマーシャルなどでよく使われる。「ボギー大佐」の語源は、「ボギー」とは、人名ではなくゴルフ用語であり、「ゴルフ」というスポーツの種類である。ゴルフでボギーを叩いたときに吹く口笛を表現している。小球を何回打ったかを数えスコアを競うスポーツをイメージする。「フレデリック・ジョゼフ・リケッツ・バンド(fredrick joseph ricketts band)」という英国海軍軍楽隊、または英国空軍軍楽隊の名称を代表のために作られた曲。難易度については、オリジナルキーの場合、変ニ長調(調号♭5個)、トリオは変ト長調(調号♭6個)なので、調号の数が♭5個~6個使用するため、調号♭の数があまりにも多く、中学生といった初心者の吹奏楽には弾きにくく、難易度が高い調性で、オリジナルキーは上級者向けとなっている。それは、ミュージックエイトは、実音のキーは♭1個~4個までを選択という関係である。

ボギー大佐は、弦楽器も入ったフルオーケストラ(管弦楽団・交響楽団)バージョンもラインナップした。弦楽器も入ったフルオーケストラバージョンのキーは、ニ長調(D)で、オリジナルキーより半音高い。イントロとAはニ長調(D)、Bはロ短調(Bm)、トリオはト長調(G)となる。フルオーケストラの演奏者は、レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック、ゲオルク・ショルティ指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団(アーサー・ブリス指揮?)、アーサー・フィードラー指揮/ボストン・ポップス・オーケストラ、リチャード・ヘイマン交響楽団によって演奏されている。アルバムは、「オーケストラ・マーチ名曲集」。

映画『戦場にかける橋』のテーマ音楽に使われ、『クワイ河マーチ』とも呼ばれる。

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